宮崎駿作品ランキング9位

宮崎駿の兵器趣味がついに遠慮なく解放された作品。
あと 大人向けなので一応間接的ではあるが セックス描写がある これも初めて。

トトロ以来かなという 明らかに日本が舞台とわかる作品なのだが 音楽が洋風なので
二次大戦の愛国主義ムードが消されていて
率直に一人の人間のドラマとして戦闘機設計士の物語が見れるのは良い

汽車、飛行機のエンジン、地震の地鳴りなどは本物の音を使わずに人声のボイスパーカッションで表現しているのが面白い
ジブリはリアルな音をアニメに使うことにこだわり続けていたが この作品でそれに否定的な実験をしたようだ
ポニョでもデジタル作画を否定して手描きに回帰してみたようにね

また音声も まさかのモノラル録音のみである
これもステレオやサラウンドに対するアンチテーゼなのか
常に現状に満足せずチャレンジし続ける
老いてなお 宮崎駿恐るべし



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